対象年月、支払予定日までの仕入額よりも支払査定額の方が多い状態の場合に査定繰越残高がマイナスになります。
例えば、支払査定を登録した後に仕入伝票を削除したり、業者や工事を変更したりしたが、変更後に支払査定をやり直さなかった場合に発生します。
登録済みの仕入伝票の金額が正しい場合は、以下の手順で支払査定をやり直すことで査定繰越残高を0円にできます。
1)「仕入と査定の確認(①)」をクリックし、原因となる月を確認します。
2)「仕入と査定の確認」にてヘッダー部(②)で検索条件を設定します。
対象年月:「どっと原価シリーズにて支払査定を使い始めた時期」~「今回計算したい対象年月」
支払予定日:「空白」~「今回計算したい支払予定日」
差額0円表示:「差額税込=0を表示しない」
業者:対象の業者コードを選択します。
工事(※任意):査定繰越残高の出る工事コードがわかる場合は、対象の工事コードを選択します。
3)「表示(③)」をクリックし、繰越の原因となっている行を探します。
表示すると「仕入伝票入力の仕入額」と「支払査定の査定額」に差額のあるものが表示されます。
赤枠部(④)が「差額税込 -110,000円」になっており、今回の査定繰越残高と一致します。
仕入額税込 0円に対して査定税込110,000円になっていることから、支払査定を登録した後に
仕入伝票を削除、もしくは業者を変更した可能性が考えられます。
4)支払査定をやり直します。 まず、「原因となる行(④)」をクリックし、「引用(⑤)」をクリックします。
5)支払査定の画面に戻りますので、「支払計算(⑥)」をクリックします。
6)すべて0円の行が表示されますので、「0円の行(⑦)」をクリックし「登録(⑧)」します。