導入の決め手と効果ー業務効率化とコスト削減の成功事例ー
導入前のお悩み
①予算管理をExcel運用していたが、工事件数の増加に対して労務費(残業)が増えてきた。また、入力ミスも増えてきた。
②工事原価管理において途中集計に時間がかかり、迅速な管理ができずにいた。
③受注金額や工事原価などいろいろな数字分析に多くの手間がかかっていた。
ニーズ
①財務システムとの連携ができるシステムを検討していた。
②出面情報集計作業に時間を要していたので、労務費や間接費などコストの削減を目指して、管理の最速最適化をはかりたかった。
③数字の集計分析を迅速にしたかった。
導入後にご満足いただけた点
①間接費や労務費(残業)の大幅な削減をはかれた。
②予算作成結果や工事原価管理状況を迅速に見ることができた。
③原価配賦により見えない費用(間接費)が可視化されるようになり、管理者の意識が変化した。
④Excelフリーにより当社にあった書類が作成でき、また数字分析ができた。
システム構成(利用商品:どっと原価NEO EX)
基本モジュール | 基本モジュール |
---|---|
オプション | 発注管理、日報管理、支払管理、会計連動、収支見込、出来高報告、原価配賦、承認機能、Excelフリー |
解決テンプレート | プロジェクト合算機能 |
常務取締役 山谷一彦様に、株式会社山電様のご紹介と「どっと原価シリーズ」を導入に至る経緯やご満足いただいた点などをお伺いしました。
株式会社山電は1979年に創業し、テレビ放送局などの通信工事から始まりました。現在では、光ファイバー通信設備、テレビ・ケーブルテレビ通信設備、携帯電話無線基地局などの工事の調査から設計・施工・メンテナンスまで一貫した電気通信事業と商業・工業施設、病院・学校などの電気事業を推進し、時代に必要な技術力を携えて地域社会の発展に微力ながら貢献してまいりました。仙台市に本社を構えながら、東北5県(宮城、青森、秋田、岩手、山形)と新潟県に事業所を設けて業務を行っております。今まで以上にお客様と地域社会に貢献するためにいつの時代でも求め続けられる工事のプロとして、安定した安全と品質を追求する現場の人と技術を提供し続けます。
導入検討に至った経緯
①予算管理をExcelで運用していたが、工事件数の増加に対して労務費(残業)が増えてきた。また、入力ミスも増えてきた。
②工事原価管理において途中集計に時間がかかり、迅速な管理ができずにいた。
③受注金額や工事原価などいろいろな数字分析に多くの手間がかかっていた。
企業が成長するにつれて、受注する工事数が増え、実績分析の重要度も増してきます。当初はExcel管理で開始した集計作業も、期間を経てデータ量が膨大に蓄積されていきますと、管理表にセットした関数のメンテナンスや誤入力の原因究明作業など、思いもよらぬ管理業務が多く発生します。さらに、多方面の分析を進めるほどにあらゆる角度の集計結果が必要になるので、集計管理表も増すばかりです。Excel管理の場合、同じ内容を複数の集計表に何度も入力する必要があり、誤入力の機会も増えます。
導入を決定された要因
①財務システムとの連携ができるシステムを検討していた。
②出面情報集計作業に時間を要していたので、労務費や間接費などコストの削減を目指して、管理の最速最適化をはかりたかった。
③数字の集計分析を迅速にしたかった。
業務効率化を図る手段として、システム導入があります。ただし、導入しただけでは効率化は図れません。導入準備として、なぜ導入するのか、要件を明確にしておかなければ、運用時に迷走してしまいます。また、業務運用の設計(いつ、誰が、どのように使用するのか)ができる担当者を配置することも重要です。担当者が不在のままでは、責任が無く発言発信される事象が起こり、要件が明確になりにくくなります。スケジュールを組むことも必要です。スケジュール管理のメリットとして、➀業務の優先度を明確にできる ②効率的に進められる ③対応遅れやトラブルを防げる ④共同作業がスムーズに進められる などがあります。
導入後の効果やご満足いただいた点
①間接費や労務費(残業)の大幅な削減をはかれた。
②予算作成結果や工事原価管理状況を迅速に見ることができた。
③原価配賦により見えない費用(間接費)が可視化されるようになり、管理者の意識が変化した
④Excelフリーにより当社にあった書類が作成でき、また数字分析ができた。
「どっと原価シリーズ」は入力した数値はすべて分析データとして利用することができます。そのため、集計処理はさまざまな条件設定が可能となっています。山電様では、出面情報から労務費集計する業務をコンパクトに行うことで、間接費のコスト削減に結びつけられました。工事担当者も見積や予算計画を図るだけではなく、工事完工に至るまでの状況を正確に把握したり、間接費配賦後の工事原価状況を確認できることで原価管理に対する意識変化が生まれています。
「Excelフリーモジュール」は、会社がオリジナル書式として出力している伝票類や管理帳票類の出力レイアウトを「どっと原価シリーズ」から出力できるように編集・設定する機能です。これにより、新規のシステム導入やシステム変更でもオリジナル書式を印刷、出力できるので社内社外の調整作業を軽減できます。
導入後に期待すること
①取引先との電子契約が増加するにあたりシステムとの連携をはかって更なる業務効率化につなげたい。
②見積オプション導入を検討して業務の一元化と更なる簡略化をはかっていきたい。
「どっと原価シリーズ」はオプションやライセンス追加が行えます。企業の成長やオペレーションの習熟度に合わせて機能追加ができるので、最小構成から始めて徐々に管理体制を構築することも可能です。
電子取引システム、電子契約システムは、近年のペーパーレスによる電子化、電子帳簿保存法施行から多くの企業の取り組みに合わせて増えているツールです。該当機能として、請求書発行、経費精算、受発注管理などがあります。「どっと原価シリーズ」は、それらの外部システムとの連携も可能としています。仕様の違いなどは、利用者が不備なく使用できるように相互のメーカー間で補完しています。