働きやすい風土の実現にDXのデジタル化を活用する
導入前のお悩み
業者請求書が届き、支払が済んでから仕入台帳、工事台帳へ記載するという後追いの経理処理であったため、タイムラグが発生し、財務状況がリアルタイムで把握できない
ニーズ
複数あるExcelの台帳に同じ内容を何度も入力している作業をDXのデジタル化により削減でき、業務効率化を図りたい
導入後にご満足いただけた点
タイムリーな原価管理ができるようになり現場代理人が必要な原価情報を把握できるようになった
システム構成（利用商品：どっと原価３ライト）
| 基本モジュール | 基本モジュール |
|---|---|
| オプション | 日報管理、会計連動 |
| 解決テンプレート | Ｅｘｃｅｌフリー |
“弊社は信州新町という山間部の田舎にある中小企業でありながら、多くの若手職員の獲得に成功しています。
建設業界ではいち早く2018年に働き方改革を宣言し、DXによる業務の効率化を推し進めることにより今年度2024年には年間休日129日を実現しました。人手不足の中でも入社希望者が後を絶たないのは、より働きやすい職場風土を実現してきている成果です。
３Kのイメージの強い土木工事業ではありますが災害の多発する昨今、社会的貢献度は高く、生きがいやりがいを持ち自己実現ができる企業をこれからも目指していきます。”
2019年4月より施行された働き方改革関連法案では働き方が従来の方法から大きく変わりました。
「一億総活躍社会」
働き方改革が目指すのは、50年後も人口1億人を維持し、家庭・職場・地域などあらゆる場面で、誰もが活躍する社会のことです。そのためには個々の事情に合わせた多様な働き方ができる環境を整備する必要があります。
小池組様は、DXを推し進めることにより、労働生産性が向上し、仕事と生活の調和「ワーク・ライフ・バランス」を実現することができ、その結果、若手人材の確保、年休129日実施など、変化する情勢にいち早く対応されています。
小池組様の公式ホームページやSNSからは、そんな働きやすさがうかがえる普段の様子がたくさん掲載されています。
導入検討に至った経緯
総務部長の小池様に、どっと原価シリーズを導入する前の業務運用方法と業務課題をお話を伺いました。
「毎月、仕入業者から請求書が届き、支払処理が済んでからExcelの仕入台帳に記帳、その後工事台帳に転記するまでのタイムラグが2か月近くあったことで、後追いの経理処理でありました。そのためリアルタイムな財務状況の把握ができず、経営上の課題となっていました。」
経営判断にはスピードが重要です。システム未導入のお客様から寄せられる困りごととして、工事情報の報告と財務情報の報告のスピード感が合わず精査が出来ないとの課題が多く寄せられます。
また、経理情報を処理する際に、工事関連の情報を転記できる運用となっている場合は回避できますが、個別入力している場合は、重複入力作業があったり、工事の全体情報を把握するのにも時間を要したりします。そういった点でも経営判断の妨げになったりします。
導入を決定された要因
どっと原価シリーズご導入を決定された要因を教えていただきました。
「紙での工事日報を提出してもらい、集計した結果を複数あるExcel形式の経理台帳に何度も同じ内容を手入力して転記する作業が必要でした。一つのミスをするとすべての経理台帳を手入力で訂正する必要があったために、DXのデジタル化による業務効率向上を図る必要がありました。」
DXは業務形態、業務運用を見直す良い機会となります。DXのデジタル化により、従来のアナログ業務の改善を行うことで業務省力化が図れます。
「どっと原価３」導入後の効果やご満足いただいた点
どっと原価シリーズ導入後の効果やご満足いただいた点を教えてください。
「タイムリーな原価管理ができるようになり、現場代理人が必要な原価情報を把握できるようになりました。」
小池組様には工事原価管理システムが優れている点を的確に体感していただいています。
入力後はリアルタイムに現場利益情報が確認でき、進捗状況や発注予定などの計画差異についても工事担当者が手間をかけずに把握することが可能です。
「どっと原価３」導入後に期待すること
どっと原価シリーズ導入後に期待することを教えてください。
「さらに効率の良いスピーディーな経理業務を実現していきたいです。」
工事業務ではBIM／CIMなどの、調査測量から設計、施工、維持管理に至るまでを一元管理できる技術をはじめ、絶えず進歩しています。工事業務を支えるバックオフィスにあたる経理業務も電子契約や働き方改革を推進する勤怠管理ソフトなどの業務効率化の進歩が絶えません。
弊社を含めたソフトウェア提供会社は、それらの技術を日常業務でいかに円滑に運用していただけるかを利用者である企業様へ提案し、サービス提供していますので、いつでもお気軽にお問合せください。
職員の高齢化、少子化時代の人材確保、人が集まる場所とは異なる、などの課題があっても、小池組様ではDXによる業務効率化や職場環境の改善などが推し進められ、「労働力不足の解消」を実現されています。
弊社製品もその実現に少しでもお役に立てていることを、今回、改めて実感いたしました。
