販売値引きについて
製品を値引いてほしい、あるいは前任の担当がやってくれたから、貴方にも対応してほしいなどを言われるお客様や販売代理店様がいらっしゃいます。
原理原則を考えると、販売代理店様がどうしてもやって欲しいということは、原則応えるというのが正しい考えであることは間違い有りません。
しかしながら、簡単に値引き販売に対応すると、「この会社は簡単に値引きする会社なんだ」と思われてしまいます。
私の人生の師でもある、パナソニックの創業である松下幸之助氏は、若い社長時代にあるお客様から値引き交渉をされたときに、自分の会社の工場の社員が一生懸命に汗水垂らして作ってくれた製品は適正な価格で販売したい。ですが、そんなに値引きすることは、その一所懸命に製品を作ってくれている社員に申し訳なく、値引きをすることは決してできません。といったことで、お客様はそれを受け止め、値引きをせずに買ってくれたと言うことがありました。
我社でも営業担当は開発部門が一所懸命、作ってくれた製品をそんな思いで販売しているかどうか? また、開発担当は販売代理店様が、一所懸命、1社1社、販売していただける様に説得し、顧客に対してデモを行い、受注するまでにも何度も訪問し、ようやく販売できている事を考えながら開発しているか?
コールセンターも丁寧にお客様への対応をしてくれ、時にはクレームを言って下さるお客様への対応をしているか? 総務部門はお客様だけでなく社内のメンバーからの、時には面倒と思われる相談や愚痴などにも丁寧に対応してくれているか?
お陰様で我社のそれぞれの部門が、しっかりと対応してくれていることで、販売代理店様やお客様に受け入れられ、これまでがあると思います。
これからも社員の皆さんと、販売代理店の皆さん、お客様に感謝しながら、一層大切にしていければと思います。