叱る事はパワハラではない。
2019.06.03
社長ブログ
「叱る」と「怒る」は違うわけですが最近はどうも、パワハラという言葉が先行して誤解されてしまう嫌いもあるのか、叱った時にパワハラと思ってしまったり、叱るほうもパワハラと思って叱らないという事があるのではないでしょうか?
僕自身の話になってしまいますが、若い頃、パナソニックグループ時代の上司で一回り違う12歳上の上司がいました。
ある時に、僕が上司から指示していたことをすっかり忘れているのに、素直に謝るきっかけを逃したことで、上司も怒っていて話をしてくれないし、僕は僕で謝らないし、お互いに話しをしないというのが、2日間続きました。
そして3日目の朝、、、上司は「君、何か僕に言うことはないのか?」と、、、
冷静な声ながら顔は間違いなく怒っています。
凍り付くような雰囲気で、それでも素直になれず謝れずにいると、「素直に謝ることができない人間は社会人としても人としても最低だ。」と20分前後かなり長く叱られましたが、最後に「君はそんな人間ではないと思っていたからこそ謝ってくるのを待っていたし今回、ちゃんと叱ることでちゃんと分かってくれるだろうと思い話をしたんだ」と言ってくれました。
いまでも、その頃の事をたまに思い出す位、僕自身の社会人としてのその後に大きな良い影響があったことは言うまでもありません。
今でも、その上司とはお付き合いをさせていただていますが、皆さんも真剣に叱ってくれる上司は大切にして欲しいと思いますし、上司は是非、真剣に叱ってあげる事、パワハラではなく、部下を信じるからこそ優しさを持って叱ってあげるようにしてもらいたいと思います。