三寒四温
2019.03.08
原価管理アドバイザーのつぶやき
よく、春が近づいてきて気温が暖かくなっていく様子のことを、
「三寒四温」と言うのを耳にしませんか。
「三寒四温」とは字の通り、三日間寒い日が続き四日間暖かい日が続く
という意味です。
日本では、春先に寒い風が吹いた後高気圧によって次第に暖かくなっていく、
そのような周期が繰り返され春に近づいていく気象の状態を指して使われます。
日本では春の訪れの時に使われることもある「三寒四温」ですが、
元々は冬の気候のことを指す言葉でした。
本来は中国北東部や朝鮮半島北部の気候を指す言葉だったようです。
それらの地方では、シベリア高気圧による寒い風が
三、四日で強まったり弱まったりすることで、
寒い日と暖かい日が繰り返される様子を指して使われていました。
実際には1月~2月の間に使われるのが相応しい言葉だったようです。
日本では、シベリア高気圧の影響は大きくないため、
このような現象がみられることはあまりありません。
2月の終わりから3月にかけて似たような現象が起こるので、
春先に使われるようになったようです。
外国の言葉や文化を、日本独自のものに変化させて受け入れていくのは、
日本人の良いところだと思いました。
それではみなさん、季節の変わり目で不安定な気温が続きますが、
体調管理に気を付けてお過ごしください。