おみくじ発祥の地。比叡山延暦寺!
先日の3連休で急遽、京都に行ってきました。
石川から京都に行きすがら、比叡山延暦寺に行こうと調べてみると、延暦寺という寺はなく、比叡山一帯のお寺を総称して比叡山延暦寺と呼ぶということが分かりました。
横川、西塔、東塔の3つのエリアにある150ほどあるお寺の総称です。
滋賀県側から比叡山ドライブウェイから登ると、最初に横川エリアとなりますが、この横川には、おみくじ発祥の地でもあるお寺があったので伺いました。
1月12日だったので、人は少なくおみくじは、どこにあるんだろう?とひとまず、お参りし様子を伺っていると、お坊さんが近寄ってきてくれて、「どこからこられました?今日はまだお正月なので、通常はおみくじは予約制で具体的に占って欲しい事がなかればいけないのですが、今日はお正月なので1,000円で引けますよ。」と言われたのでお願いしました。
ただ、おみくじが1,000円というのは高いな、、、と思いながらも、「どうぞ、こちらへ」と案内され、住所・年齢・名前を書いた後、仏様の前にお坊さんと共に座り、念仏をお坊さんが唱えた後に、名前を読み上げ、お坊さんが筒状のおみくじを何度か振った上で、おみくじの番号が決まり、札をいただく仕組みです。自分でおみくじを引くのではありません。
また、札はすぐにもらえるのではなく、別室に通されお坊さんより、そのおみくじの結果と解説をいただけるという、すごく有り難い形式です。
この中で、話として感慨深かったのは、「感謝」でした。
お坊さんから「感謝」は何に感謝していますか? と唐突に質問されたので、「祖先や周りのいろいろな方たち、、、」と曖昧に応えると、、、 「もっと沢山あるんですよ」と言われ、まず1つ目に「祖先は貴方が生まれるのに10代遡ると何人の祖先がいると思いますか?」と聞かれ、全く分からないので黙っていると、「2046人です。そして20代遡ると209万7150人になります。このひとりとして欠けても貴方は誕生していません。ですから、貴方はこの祖先に感謝をしないといけません。」
そして、2つ目に「自然の恵みに感謝をしなければいけません。外食するとき奥さんが作ってくれた食事を食べるとき、、、“いただきます”と言って感謝をしますが、実際には作ってくれた人だけではなく、お米や野菜など様々な生産者や野菜・動物などにも感謝することが必要です。」
最後に、「いろんな人達にも感謝です。ものを買ったときも、買ってやったのではなく、買わせていただいて有難う。という気持ちを込めて、「有難う」の一言を言われて、嫌がる人はいない。そのようにして感謝の心を持つこと、言うことで貴方の1年はさらに素晴らしいものになるでしょう。」このように言われました。
ちなみに、おみくじの結果は32番吉。妻は1番大吉でした。そして、驚くことに1週間前に石川県の神社で有名な白山比咩(しらやまひめ)神社でいただいた、おみくじも32番吉。妻が1番大吉。全く同じ結果だった事を、お坊さんに伝えると驚かれ、「でも、そのために今日はこちらに導かれたのですね」とおっしゃられました。
2019年のスタートに非常に神秘的で有り難い素晴らしい出来事に感謝をしたいと思います。