思いやる心
先日、社員の人たちと話をしていたら、「社員心得」について知らなかったと言われ、私からの説明が不足していたと反省しました。今日はその一部をご紹介します。
この社員心得は2020年5月、3年半ほど前に作成したもので、社内だけでなく、社外を含めて信頼される社員の規範としてもらいたいと作成したものです。その中の一部ですが、思いやりの心があります。
この3つの中で相手が困っていたら、それを聞く時間を作ろう。ですが、”時間を作る”というのがとても大切です。相談したいと思っている先輩・上司がいつも忙しそうにしていると後輩や、部下は相談できない雰囲気を感じ、相談できません。
15年ほど前の話になりますが、こんな事がありました。まだ社員数も10名程度でしたが販売も少しずつ増えてきて、毎月の販売本数が10件程度になってきた事から、サポート専門のスタッフを入れていこうとなります。その前は、開発をしている人が電話を取るサポート体制でした。中途採用で入社を数名いただきますが、少し仕事を覚えてもらいこれからもっと覚えて活躍してもらおうと言うタイミングで残念ながら辞めて行きます。辞めていく人に理由を聞くと、一番の理由は聞きたい事があっても先輩・上司が忙しそうで聞ける雰囲気がない。という事でした。当時は、マニュアルもほとんどなく、先輩が入社をしてくれたらOJTで学習するイメージで、今から思うと辞めていくのも当然と感じますが、当時はそれに気づけず辞めていった人たちから、ようやく学び、今のマニュアルや製品知識に対する社内試験制度が作られました。
これからも、制度やマニュアルを定期的にブラッシュアップしながら、周りにいる社員が「後輩・部下に対して、忙しくても聞いてあげる時間を作ってあげているか?」も大切にしていきたいと感じます。