部門の壁は誰がつくるのか?
先週、名古屋に行った時に名古屋支店のメンバーと、いろんな話ができました。社長である私に意見や提案をぶつけてくれるというのは、とても良い事だと改めて感じました。
その中で、いわゆる部門間の壁の話が出ました。営業が売上を上げようと頑張っているのに、例えば開発本部でカスタマイズのお願いをしても協力的ではないという事でした。まぁこれは、どこの会社においても営業と開発が仲が悪いとか、営業と経理が仲が悪いという話はよくある話しです。自分の責任を果たすために、それぞれの言い分で、なんとかして欲しいという、しかし、他の部署は部署で自分の仕事を全うするためには、他の部署からの要望をはいはいと聞いていては、本来の仕事ができなくなってしまう。これは、当然なことかと思います。
我が社も30名、40名の社員数の時は違いました。それぞれが協力し合ってやっていこう、そしてその時は働き方改革はありませんでした。ですから残業が非常に多い会社でした。その後、社員数も増え、働き方改革、コロナと一気に環境が変わり残業も一気に減りました。そして、それぞれの部署での役割をしっかりと果たすためにリーダー、マネージャーは自分の役割をしっかりとこなす、これが部門間の壁を感じる原因になっています。
私は、それぞれの部署が役割を果たす事は大切であり、そのために他部署にどうしても協力をもらいたいのであれば、諦めずに上司や場合によっては本部長にも直談判する、それが自分の役割・責任を全うすることだと思います。そして、そのためには日頃から上司・部下間のコミュニケーションをとっておくことも大切です。
以前、1ON1ミーティングの研修も行い毎月1回は、必ず行ってもらう事を会社の基本としましょうとしていますが、やっているでしょうか? 是非、1ON1などを通じて30分程度の時間を月に1回程度は必ず作ってもらい、意見や疑問を投げかける、そういうコミュニケーションの場をしっかりと作っていければと思います。