奈良の薬師寺での面白い説法
金曜日お休みをいただき奈良と滋賀に妻と一緒に行ってきました。 今回、奈良は国立博物館と薬師寺と唐招提寺をゆっくりと回るのが目的で、国立博物館は 5 時間ほど見ることが出来ましたし、薬師寺は生まれて初めて、写経を体験してきました。
薬師寺に行った際に、説法を聞かせてくれる時間あるので、是非、聞こうと行ってみると、 修学旅行のシーズンということもあり、中学生を対象に説法と言うか、薬師寺内を回るため の注意点を話し始めたところでした。
『中学校の修学旅行に来た学生は新大阪に新幹線に来てから東大寺を周り、それから薬師寺に 来たということで、朝4時に出発し、新大阪におりたちバスに詰め込まれ、つまらない寺に くるなんて君たちは何でこんなところに来たんだろうと思うよね。僕もそう思う、本当、先 生は何考えんだろうね! 』という感じから話はスタートします。そして、『つまらない寺などを巡った後は、ホテルにも どりご飯を食べて、各自部屋に戻ってから、何をするか、みんなでしゃべくりまくる、吠 え合う、メインイベントは枕投げだよね』という感じで、まるで漫才師の様に話を盛り上げていきます。
そして、、、『枕投げは、一番の強敵がいることを君たちはしっているか? それはもちろん先生 たち! でも君たちは知っているか?先生たちに無くて君たちがもっているもの、、、それは何 だ? 、、、』
そうするとある生徒から、「年齢!」という言葉が帰って、『お前は馬鹿か!これでお前は 先生を完全に敵に回したね。 でも大丈夫だ、先生は君たちがとっても若い、先生は年をとっているということは百も承知 だ!! でも本当は違う。数が違うんだ! 気たちは1部屋に大勢いるが先生は一人だ、だ から見張り役を作れば大丈夫だ!! 』などど面白おかしく盛り上げていきます。 そして、、、『今から君たちは面白くない、寺を回る。真剣に見ない人が多いだろう。 でも君たちは小学生ではない。小学生は人に感謝をするときもひらがな、だから幼稚だから しょうがない。 でも君たちは違う。有難うという感じは、難しいことが有ると書いて、有 難うだ。 ゆくゆく大人になったときに君たちは今日、このお寺で見たり聞いたりすること が大事になるかもしれない。君たちは大人の始まりなんだ、 だから難しいことも積極的に チャレンジすることが大事かどうかも決めるのは君たち自身。でも、これまで君たちはいろ んな人達の支えによってここまでこれたんだ。それに感謝、有難うという気持ちで、今から を行動していこうじゃないか! 』
こう言って、お寺をスタートさせました。 人の気持を捉えるやり方の一つを学んだ、とても大切な説法でした。