初夢と21歳の頃の失敗
初夢は皆さん見ましたか?初夢は見ると縁起が良いとか、その年の運勢だとか諸説あるようですが、私自身はほとんど見ることはこれまで少なかったのですが、今年は元旦の朝、初夢を見て目が覚めました。
夢の内容はパナソニック時代の事務所に何故かいて、昔、一緒に働いていた先輩が出てきて、「君は良い会社を作った〜」と褒められ、目が覚めるのですが、それで思い出した事がありました。
まだ21歳くらいの頃の話です。販売店の社長など100名近くが大会議室に集まり、新製品などの商品説明会を開いた時に、ある製品の説明を任されます。ですが、具体的に、こうしろ、ああしろとは上司は言われず、持ち時間だけを言われ自分で考え、5分程度だったと思いますが説明が終わります。内容はよく覚えていませんが、当時はあがり症だった事もあり、説明し始めると頭が真っ白になり、しどろもどろで説明をしてしまいました。そして僕のプレゼンの後に先輩社員が、補足説明を追加でしてくれ、僕のパートが終わったことを鮮明に覚えています。全く失敗のプレゼンでした。
準備が足らなかったのだと思います。おそらく先輩や上司は、ある程度失敗する事も織り込み済みだったのではないか?と思います。
しかし、経験することで得るものが必ずあると思い、100名も集まる大切なプレゼンを任せてくれたのです!
これをきっかけに、プレゼンを任されることは増えていき少しづつ上手くなっていき、自信もついていきました。当時は、研修などはやってくれませんから、先輩の話し方などを盗むしかありません。今の我が社の様にしっかりとした研修やロープレなどあれば、どうなっていたかは分かりません。ですが、間違いなく、言えるのは、若くても任すこと、任されることで頑張り、成長できる人もいるということです。チャンスを与えないと人は成長しませんし、もしかしたら食わず嫌いだっただけで、やって見ると、これまでと違った能力が引き出されかもしれません。
人によっては、そんな事はしたくないという人もいるでしょう。それを選択するのはそれぞれ自由かと思います。ですが、私は若くてもチャンスを与え、与えられたチャンスにチャレンジすることによって、これまでと違った能力が開花することもあると思います。
今年、元旦に見た初夢は、我が社として変革の2023年にあたり、チャンスをどんどん与えていく、経験してもらう、そんな事が大切なんだと改めて思い起こす事になりました。