Z世代
先週はソフトウェア協会の経営力向上研究会のセミナーに3年ぶりに、東京でリアル参加してきました。
経営力向上研究会は、経営力を高めるために人材育成や財務知識、法律や補助金など様々な視点で勉強していき経営力を高めていこうと言う研究会です。今回は、Z世代を考え、Z世代との円滑なコミュニケーションを考えるのがテーマで、Z世代の特徴を東京理科大学の渡辺真理子教授に協会にきていただき学びました。
Z世代は、1990年後半から2012年頃に生まれた人を指すようで、2022年の今の時点では、26歳以下の人が対象になりますから、我が社においても20人程度がいることになりますし、これから10年間の採用はZ世代の人が対象にもなる事になります。Z世代はスマホやSNSが生まれた時にすでにあったことで、電話が苦手な人も多かったり、また、東日本大震災、熊本地震があったことで安定志向や社会問題、SDGsにも関心が強かったりするようです。また、お金の使い方もコスパよりも短時間で大きな満足感を得られるタイム・パフォーマンス、いわゆるタムパの感覚を持つ人が多いという事でした。渡辺教授がおっしゃるには、大学でも学生は名指しで当てられる事や、一人で任されることなども苦手意識が強く、みんなと一緒にやる事を好むと言う事で、なるほどと感じる点もあるな〜と思いました。
渡辺教授の講義の後に、今回のセミナー参加メンバーを9つのグループに分けてZ世代がそれぞれ各企業でどんな状況であるか?そして、それに対してどのような対策を打っているか?または打つべきか?ということについてワークショップ形式で議論し、その上で9つのグループから発表がありました。発表の際には、東京理科大学の学生7名にも特別参加してもらい、発表に対して学生なりの視点で感想も話してもらいました。
最終的に学生側と会社経営者側のの共通した見解は、Z世代でも前向きな人はたくさんいるし、Z世代だからといって腫れ物に触るような扱いをするよりも、本来、社会人として人として、こうあるべきと言う事を教えてほしいし、そうあるべきではないか?という事であったのが印象に残りました。