サラメシ
NHKの番組でサラメシというサラリーマンのランチを取材する。という番組があります。
サラリーマンが、どんなランチを同僚や、先輩、上司などと幾らくらいで食べて、どんな会話をしているのか? どんなこだわりを持ってランチをしているかなど、たわい無いのですが、サラリーマン人生の縮図を垣間見れる感じがして、とても面白く見ています。
今月の全日空の機内番組でもやっており、その中で、あるIT企業の20代後半の若手営業マンと上司である営業部長とのランチを取材していました。
この二人は週に1、2回、一緒にランチに行くらしく、その際に、ランチのお店を決めるのは部長でなく、部下です。
お店に入ってからも、部下が率先して行動します。部長にメニューを手渡し、部長、部下の順で注文を決め、店員さんに注文します。また、食事が終われば、コーヒーやお茶を持ってきてもらうタイミングも見計らった上でお店にお願いし、会話についても出来る限り部下がリードしていました。
そして、会計の時は、部長が1,000円を部下に手渡し、不足分の会計を部下が終わらせます。
取材では、お店に入る前から会計するまでの、いろんなやりとりを撮っており、会計後に部長に、ランチでのこだわりを聞きます。
部長は、ランチの場は良い勉強の機会だと言っていました。
ですから、週に1,2回は部下と一緒にランチをする様にしているという事です。
営業マンですから、お客様とのお食事などの機会があった時に、社内で鍛えておかないと結果的に困るのは本人だから・・・という事。
ですから、どんなセンスでお店を選ぶことが出来るかどうか?やランチの時でのたわいのない会話も、会話のセンスを磨く絶好の機会。 また、お会計や相手のお茶がなくなりそうな場合は、気を利かせて進んでお願いすることができるようになれば、お客様の前でも、出来るようになると言っていました。ですから、そんな勉強の場と捉えて、週に1,2回はランチをするようにしています。 という事でした。
会社の中は、様々な勉強の機会であるとも思います。 エレベータに乗る時の振舞や日常での挨拶や、ちょっとした同僚や上司と部下との会話など積極的に行うことで、それそれが社会人として成長していけるんだと捉えて日々努力できればと思います。