メーカーは品質が命!
2021.09.21
社長ブログ
とあるソフトウェアメーカーのX社のお話です。X社は創業して20年余りの200名程度の企業規模の時でも製品の不具合がちょくちょく出ている事で、X社の社長も悩まれていて、品質管理体制をトップダウンで改革していきかれたそうです。開発チーム、品質管理チーム、サポートチームの3つのチームの責任者が検収をしっかりと行った事を見届け、製品検収OKの押印を社長が最終的に見届けないと絶対に出荷してはいけないというルールを作りました。そうすることで、劇的に品質精度が上がった様です。すでに200名程度の会社になっていた会社でも、品質に関してはトップダウンで行われていた事が非常に印象的です。
我社もソフトウェアメーカーです。ですから品質は最も大切にしないといけません。そして、もちろん、品質はソフトウェアだけではありません。営業担当が作成する提案書や見積書へのミスがあったり、戦略企画が作成するホームページの不具合があったり、コールセンターのお客様に対する誤った対応、そして管理本部に支払ミスがあったりすると、メーカーとしての品質に対する信頼を失う恐れがあります。そんな事が無いように、常日頃、ダブルチェックを大切にしていますが、管理本部では、お金への取り扱いはトリプルチェックをしてもいます。仕組みづくりはとても大切です。
ですが一方で、どれだけ仕組みを作ったとしても、個人のスキルや意識が薄いと、何度もミスや不具合が防げません。品質の低下は、メーカーとしての信頼を落としてしまうことがある事を、それぞれが意識して仕事にあたっていきたいと思います。